第15回日本新工芸展
宇宙に捧げる詩(宝石筥)
H307 x W442 x D368 φmm
1993年作
感動それは全ての人間に与えられた
不思議な天性からの贈り物。
感動それは人間が人間としての証として、
平等に与えられた魂の礎。
感動それは時代を超え、
人種を超え、見る者、
聞く者に常にエネルギーを
与えてくれる魂の創造者。
未聞の労作の形成に不断の努力を惜しまず、我国を代表する工芸界を常にリードし、 紺綬褒章(六回)、勲三等旭日中受賞後同年文化功労者となりました。
1993年には文化勲章を受賞し、日展審査員も歴任し故人となった帖佐美行は、「芸術を創作するという行為は、やむにやまれぬ生命の発露であり、大自然(宇宙)の恩恵に感謝する“心の汗”が形となって表れたものです」をモットーに彫金を基調に工芸界の新思考を進め“帖佐芸術”の隠された魅力を多くの作品として世に残しました。